不妊治療におけるED治療薬の立場 ~浜松町第一クリニック大宮院院長ブログ

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不妊治療におけるED治療薬の立場2021.7.31

こんにちは。大宮院の仲川です。

【独自】不妊治療薬、承認手続き迅速化…保険適用へ排卵誘発剤やバイアグラなど候補に
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210710-OYT1T50276/

また、新しい記事が出ましたね

前回、不妊治療には大きく分けて3種類あることをお伝えしました。

① タイミング法
② 人工授精
③ 体外受精

今回はED治療薬の立場、という観点からそれぞれを考えてみます。

①②③それぞれが「どのように卵子まで精子を到達させるか」を考えてみますと

① 勃起した陰茎から膣内に発射させた精液・精子が、子宮内に降りてくる卵子に向かって頑張る
② 自慰行為により採取した精子を、人工的に子宮内に注入し、子宮内の卵子に到達させる
③ 採取した精子と採取した卵子を、培養室で受精させ、受精卵を子宮に戻す

このような違いがあります。

この中で「勃起の硬さが足りない」ための不妊は①に相当すると考えられますが
逆に言うと②③の「人工授精」「体外受精」の場合の精子採取方法は、「自慰行為」がメインであるため、勃起不全治療薬を使う必要はないとも言えます。

つまり、バイアグラをはじめとしたED治療薬を不妊治療として使うタイミングは
不妊治療開始後、タイミング法を行っている間のみ
と、考えるのが妥当だと思います。

この、タイミング法をどの程度続けるべきなのか
また、タイミング法から人工授精・体外受精にどのタイミングでステップアップしていくべきなのか
この治療法の選択については、金銭的な負担もあり、一律に「これが正しい」と言えるものではないと思うのですが…

タイミング法には、「これ以上漫然と続けていても、妊娠率が上昇しない」期間がある、と言われています。
それは「半年~1年」と言われています。

それ以上タイミング法を続けても、妊娠する可能性がかなり低いとデータに示されています。

こういったデータがある以上は、
ご夫婦の考えとしてステップアップしたくない、という考えは尊重されるべきだとは思いますが
保険適用としてのED治療薬の処方は半年~1年以内と期間を区切り、その後の人工授精や体外受精に続けていくことこそ、本当に意味がある不妊治療の保険適用なのではないか、と考えています。 また、処方に際しては、
現在の不妊治療クリニックで当然のように行われている通り、ED治療薬の処方に関しても、ご夫婦の同意書も必須にすべきではないかと考えます。

現時点では明らかになっていませんが、今後を見守っていきたいと思います。

ED治療薬は、それが不妊治療目的であっても、そうでなくても
人生を豊かにする素晴らしい薬だと思っています。

これまで、多くの患者様に喜んでもらえていることからも、それは自信をもって言えます。

だからこそ、保険診療を不適切に使用するようなことはして欲しくない、とも思いますし、保険適用になることにより、不妊治療を望む方にはより身近な存在になってくれることはとても良いことだと思います。

・浜松町第一クリニック 大宮院
0120-23-7822

関連リンク
ファイザー製薬提供 ED治療薬情報サイト

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日本新薬株式会社提供 ED治療薬情報サイト

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万有製薬(現:MSD)提供 プロペシア情報サイト

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