当院では、2005年12月プロペシア発売開始当初より当院でも処方を開始し今まで3万人以上の処方実績がございます。特にいままで患者様に大きな問題が生じるような事例もございませんのでご安心ください。 万有製薬 (現：MSD)提供のプロペシア処方をしている病院検索にも当院はご紹介いただいております。
詳しくはこちら → AGA-news 病院詳細情報
プロペシアとは
◎世界60ヶ国以上で承認されている男性型脱毛症用薬「プロペシア」
プロペシアは、アメリカの企業メルク社が開発した、世界で初めて医師が処方する男性型脱毛症用薬です。 日本では2001年に万有製薬がプロペシアの臨床試験を開始し、2003年に厚生労働省への承認申請、2005年12月をもって各クリニックでの処方が許可されました。 お薬は内服薬で処方されており、服用することで、抜け毛の進行を抑えるもしくは改善に導く効果が期待できます。
なおプロペシアの有効成分は、フィナステリドという物質で、ノコギリヤシという植物の薬物成分を原材料にしています。
◎男性型脱毛症にみられる症状について
男性型脱毛症のことを別名でAGA(エージーエー）といいます。 このAGAの症状は、言わば成人男性によくみられる頭髪が薄くなっていく症状のことで、早い方で思春期以降にその症状があらわれることがあります。 髪の毛の生え際や頭頂部から症状が進行していき、段々と頭皮が見えるほど頭髪が薄くなっていきます。
AGAの前兆として、まだ成長してない細く短い毛髪の段階から、抜け毛が目立つようになることです。 これは頭皮にある毛髪を生成する「毛包（もうほう）」が満足に成長しないために起こる症状で、日本ではAGAに悩む方は全国に1260万人以上いるといわれています。 （潜在的な患者を含めるとさらに大勢になります。）
◎男性脱毛症が発症する原因とは
髪の毛のヘアサイクルの成長を短くする物質DHT（ジヒドロテストステロン）の高濃度化が、男性の薄毛を進行させる原因だと考えられております。 髪の毛も細胞ですから、その細胞には寿命というものがあり、成長、退行、休止を繰り返しています。
DHTにより、このヘアサイクルが極端に短くなり、髪の毛がきちんと成長する前に抜けてしまう・・・・。コレが男性型脱毛症の原因です。 この症状は、早い人で思春期を過ぎたごろから現れる人もいます。
◎プロペシアの効果について
- 日本国内でのプロぺシア臨床試験報告
- 1年間の投与で58％、2年間で68％、3年間で78％の男性型脱毛症の改善効果が認められています。
- 1年間の投与で40％、2年間で31％、3年間で20％の現状維持効果が認められています。
臨床試験報告でもわかるように、改善効果と維持効果を合算すると、プロペシアを服用することで、 男性型脱毛症の進行を98％以上の方が食い止めることが出来ているといえます。
※ 上記のデータは20歳以上～50歳以下の方で、脱毛症以外心身ともに健康な方が対照となっております。 50代、60代の方がお薬を服用した場合は、効果がそれほど現れない恐れもありますのでご了承ください。
プロペシアの使用上の服用方法
◎服用方法
通常6ヶ月以上毎日1日1回服用を行い、効果の有無を見定めます。
なお、6ヶ月経過後、効果が現れた場合においても服用を継続して行います。
◎服用時の注意点
- プロペシアは男性脱毛症のみに有効な男性専用の医薬品です。なお円形脱毛症や抗癌剤による脱毛症に対しては効果が認められておりません。
- 成人男性に対してのみの処方となります。20歳未満の未成年に対しては安全性及び有効性が確立されていません。
- 女性に対する適用はありませんので、女性へのプロペシアの処方はいたしておりません。
- 妊婦や妊娠中の方への処方はしておりません。（妊娠中の方がプロペシアを服用すると、男性胎児の生殖器官等に発育異常等の悪影響を及ぼす危険性があります。）
- 通常6ヶ月以上、お薬の効果が確認できるまで服用が必要です。※ 個人差により3ヶ月の連続投与により効果が発現する場合もあります。
- 効果を継続させるためには、プロペシアの服用を継続して行わなければなりません。服用を中止してしまうと症状が進行してしまう恐れがあります。
- プロペシアを服用中は献血を一切しないでください。（献血した血液が妊婦や授乳中の体内に入るのを防ぐため）なお、一ヶ月間服用を中止することで献血可能となります。
- 前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、医師にプロペシアを服用していることを必ずお伝えください。
- ごくまれに副作用として、性欲減退・インポテンツなどの症状があらわれることがあります。なおそれらの症状があらわれるのは国内臨床試験において1％未満だということがわかっております。
※ プロペシアの効果の有無を判断するには、毎日1日1回の服用を行い、最低でも6ヶ月間は継続する必要があることをご了承ください。
※ 効果には個人差があります。人によっては現状維持効果を得られるのみにとどまる場合もあり、すぐに効果があらわれるわけではありません。
※ プロペシアは継続して服用をすることを強くお勧めします。上記の注意項目にもあるように、プロペシアを服用していて効果が現れた場合でも、お薬の服用をやめてしまうと、症状の進行が再発する恐れがありますことをご了承ください。
頭皮に直接付けるタイプのお薬
当クリニックでは、育毛作用のある「アロビックス30ml」（佐藤製薬）を、1本1,500円（税込）にて処方しております。 ※5本だと6,000円（税込）でご購入いただけます。
◎アロビックスについて
アロビックスは塩化カルプロニウムを5％配合した外皮用薬「フロジン液30ml」のジェネリック医薬品になります。 当薬品に配合されている塩化カルプロニウムは、育毛剤で使用される血管拡張成分です。 頭皮の血管を拡張し、血流をよくすることで毛乳頭への栄養補給を助けて、毛髪の成長を促す働きがあります。
この成分が配合されている他の有名な育毛剤には、第一三共ヘルスケアから発売されている「カロヤンアポジカ」や「カロヤンガッシュ」などがあります。
◎ジェネリック医薬品について
ジュネリック医薬品とは、日本で最初に発売された新薬の特許が切れた後に、他のメーカーがその医薬品を作る製法を使い、製造・販売される医薬品のことです。 ジュネリック医薬品は先発品と比べて開発コストが低いため、市場に流通する価格は40～80％ほど。 そのため患者さんの医療費負担が軽減され、日本でも少しずつジュネリック医薬品の評価が高まってきております。
このお薬の場合、「フロジン液30ml」が先発品、「アロビックス30ml」が後発品（ジュネリック医薬品）ということになります。
※ 新薬に使われている有効成分や製造法には特許というものがあり、その特許が有効なうちは、 ジュネリック医薬品を製造できないこととなっております。この特許には知的財産権が認められており。 日本ではこの特許が有効なうちに製造販売すると、処罰の対象となります。
